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2004/10/30
カテゴリ: むらのこと : 

執筆者: yuni (10:27 pm)
地滑り地故の豊富な水、豊かな土壌、そして素晴らしい景観というものでもある。この地で暮らすということは、そうした恵みとリスクとが隣り合わせなのだ。

今回の災害で土砂崩落で埋まった道は多いが、道そのものが崩落してしまった例は少ない、そのため土砂を取り除けば復旧は早い。道の建設と維持には特別の力を注いできた結果とも言える。

しかし我が家の上の場合、道路が川のようになって水が流れりそこに亀裂が入り、結果として地面が動き出している。また今回の災害でも最大級の崩落で、民家がかろうじて助かった笹尾の崩落も、道路がそっくり流れ出したという状態だ。

いまも事務所機能がそのままなので、毎日一ノ瀬の家に通っている。そして毎日地滑り計を覗くのも日課になっている。
昨日からさらに2カ所地滑り計が設置された。この地滑りがどの程度の範囲にまで及んでいるのかさらに詳細に調べようということのようだ。

すでに一ノ瀬の人たちの一部は避難先をから帰宅しはじめている。村の年寄りは大丈夫だと言うが、笹尾の大崩落を見てしまったので、地滑りの範囲がもう少し定まり本当に動きが止まるまでは、当分夜間は避難していようと思っている。もちろん昼間だって安全というわけではないのだが、万一の場合でも逃げる余裕はあるだろう。

自然の力だから仮に大崩落が我が家を直撃したとしても仕方ないことだ。取り返しの無いものはこの家にはほとんど置いてない。状況を十分に把握しながら、様子を見ているわけだ。

いずれにしても、この程度のことで私が八坂を離れるようなことはあり得ない。多少時間がかかっても、いずれこの家で生活できるようになると思っている。ところで避難生活。幸いにも妻の実家なので生活上は何の問題もない、中越の人たちのことを思えば、とても避難とは言えない状態だ。



ブルーシートで覆われた道路のひび割れ、我が家はこの下の道をはさんで約50m下


笹尾の大崩落、上部の道路から民家ギリギリまで200mくらい崩れ落ちていた

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