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2005/05/12
公民館の謎?

執筆者: yuni (11:00 pm)
公民館活動というものは、八坂の普通の住民レベルでは分館での活動のことだ。分館には当然のことのように全世帯が加入するものと考えられている。
八坂村には区が無いので、明治の旧村を単位とする実質上唯一の地域組織でもある。

私も様々な村づきあいの一環として、集落のお祭り、道路愛護会などの延長のように、公民館中央分館の活動にも参加してきた。(中央とは旧大塚新田村に相当する地区。かつては役場の所在地でもあったがいまでは単に地理的に中央にあるという意味しかない。)

順番がまわってきて役員をやるようなった最近3年ほどはある程度かかわりもできたが、それ以前には、どんどやき(新年会)と村民運動会くらいにしか顔をださなかった。

いままで八坂村公民館の本館レベルの活動とは無縁だったのだが、今年度は中央分館の文化教養部長になってしまったので、はじめて分館長部長会議というのに顔をだすことになった。そこで、文化教養部の役員を決めるということになり、6分館の部長が顔をあわせて話し合った結果、私は文化部の副部長ということになってしまった。(体育部長以外はそんなに大変ではないらしい?)

公民館というのは本来は公的な社会教育機関なのだが、分館レベルでみれば、どう考えてもむらづきあいのひとつでしかない。八坂村公民館という本館組織についてはたぶん一般村民はあまりかかわることは無い。
村民運動会以外の本館主催行事に参加したことはないし、運動会の場合も分館の一員という立場なので全体はまったく見えない。

そもそも公民館本館の運営はどのようなっているのか。公民館運営協議会というのがあるので、そこが中心になっているのだろうか。分館には総会があるが本館には総会はないようだし、公民館費というのは分館に徴収されるものなので、本館の予算というのはどうなっているのか?(もちろん公民館本館という建物は存在しない)

とにかくなにもわからないので、質問もしようがなかった。

合併後も八坂村公民館は、八坂公民館というかたちでほぼそのまま存続する。大町市には市全体を統合する「大町市公民館」というものは存在しないので、いままでの、平、大町、社、常盤に、八坂と美麻が加わって、全部で6つの公民館が並立することになるのだ。

昭和の合併のあと旧町村の支所が廃止されてからは、大町市の旧町村を単位とした地域組織として公民館がほぼ唯一のものとなっている。

今度の合併では、八坂と美麻にだけは、地域自治組織ができるが、公民館のありかたも、どうやらこれとリンクしたものになるらしい。

予算は減るが活動は増えるという最近の公民館の活動。分館レベルで見れば、役員にとってはかなりの負担になっているのも事実。

とにかく謎だらけの組織なのだが、本館役員になってしまったので、これからいろいろとかかわることは確実だ。

任期は2年、ちょうど合併をはさんだ時期。これって結構な大役なのかもしれない。(うっかり引き受けておいて全然自覚してないのだが)
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