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2005/07/17
商工会のこれから

執筆者: yuni (10:49 pm)
7月16日、午前中、八坂村商工会http://yasakamura.sakura.ne.jp/modules/mylinks/visit.php?cid=&lid=4
のクリーンキャンペーンでした。

この日は、建設業組合からの参加もあり、大勢の参加となりました。いま八坂村では災害復旧関連の工事が至るところで行われているために、全部で19社もの工事業者が入っているとのこと、この不況のなかで八坂はいま建設銀座とさえ呼ばれているのです。建設業者にとってはこうした地域でのボランティア活動も重要な「仕事」ですから、現場を休んで大勢の参加があったのも当然です。

建設業組合は県道のゴミひろい。建設以外商工会会員は、コミュニティーセンターアキツの周囲の草刈りをしました。

アキツのとなりの体験館では、毎週金曜〜日曜の3日間、商工会の運営による、ソバ屋をはじめたので、いままでになくアキツ周囲の環境整備に力を入れることになりました。

終了後、そのソバ屋でソバを食べながらの慰労会。集まってあらためて驚いたのですが(もちろん知ってはいましたが)、八坂村商工会に所属する企業の社長さんたち、八坂村外に暮らしている人が大多数なのです。

ある程度お金ができれば、大町や松川などに土地を買って家を建てるのがあたりまえの村ですから、まして社長ともなればある意味当然とも言えるんでしょうが。町で暮らして村に働きに来るというライフスタイルが案外定着しているのです。
村がそんなに暮らしにくいということは無いと思うのですが、やっぱり家を建てるなら、平らな雪の少ないところが良いに決まってるという考えはそれなりにわかります。(あえて不便なボロ家に住む私のような人間のことも、不思議がりつつもそれなりに認めてくれてはいます)

村外に暮らしていても会社の所在地は八坂村ですから、意識としては村民です。合併後も、商工会は1年間は存続するものの、その後のことは決まっていません。(現実的には存続は困難です)
それぞれの会員としても、市の商工会議所に入るかどうか、考え方は分かれるようです。

村に暮らしてはいないが村への帰属意識をもっている人たちが、しかも企業の経営者のような人たちが相当数いるということは、地域の今後にとってどういう効果をもたらすのか。

もちろんみんな、合併後の八坂のことを心配しています。
今回はじめたソバ屋にしても、なんとか続けていきたいと考えているし、明日香荘やさざなみが無くなるようなことがあっては困ると思っています。人口がこれ以上減ってはやっていけないということもわかっています。
そしてなにより、地域が続いて行くためには、地域の産業が不可欠だということを、いちばんわかっているのが経営者たちなのです。

そのあたりが役場の人たちよりもより具体的で切実な問題として捉えられているような気がします(役場の職員の大多数は住民ですが)

むらの存在価値を活かす新しい事業の必要性を考え、もしも何かをはじめるとしたら、やはり商工会の会員企業の経営者たちがいちばん近いところにいます。建設業が主ですから、地域の将来への不安と自らの事業への不安はまったく重なっているのです。

企業人としては住民でも個人としては住民ではない。ちょっと不思議な感じでもありますが、八坂の将来を考えるときに欠かせない人たちであることはまちがいありません。

商工会では、これから具体的に合併後のことを検討しはじめるとのこと、実質的には役員会レベルで動くのでしょうか。合併後1年の猶予期間があるとは言え、ちょっと遅いような気もします。私も一会員企業の代表として、それなりに無い知恵と頼りない労力を提供するつもりはあります。
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